【大阪・難波】人々を魅せる酒場・豚足のかどや

新規飲食店が次第に難波界隈へ参入していき、人々も小綺麗なお店を目にする機会が増えてきた反動だろうか。
思わず「今の店なに」と振り返りたくなるくらい異の雰囲気を醸し出しているお店こそが「豚足のかどや」さん。

【外観】

赤い看板に紺色の暖簾。
店内のカウンター、テーブル席はもちろんのこと、道路まではみ出しているんでなかろうかと思うテラス席のテーブルにまで人人人・・・
ここには人を惹きつける’何か’がある。

【店内】

仕事終わりのサラリーマン、OL、引退された先輩、若いカップル・・・老若男女問わず人が集まる店内は日常のストレスを忘れ楽しそうに話す笑声が飛び交い、それに負けじと片言で日本語のオーダーを大声で厨房に通す外国人と思しき店員さんの声が合いまって素面の状態では思わず一歩引いてしまうほどのものすごい熱気が漂う。

たとえ人の少ない時間帯であっても興奮色の赤色が多く使われているせいなのか静かであっても見えない熱気をまとっている不思議なお店。

【メニュー】

メニューはいたるところに掲示してあるが、メニューが壁ごとに違ったりするから面白い。

そして入店してからすでに戦いは始まっている。

いらっしゃいませの挨拶も早々に着席するやいなやサービスのぶつ切りされたキャベツとねぎの入ったタレ、追加用のネギがテーブルに並べられる。
並べながら「ビールか?」の先制攻撃。こちらも負けてられない、後攻ながらうなずきつつ「豚足」とやり返す。

まるでうなずき豚足が頼まれることを予知していたかのようなスピードで人数分のビールグラスとアサヒスーパードライの大瓶(650円)、豚足が到着。オーダーしてから体感でいうとビール3秒、豚足10秒。
実質時間にしてもトータル30秒も満たないのではないだろうか。

【豚足】\650

ぷりぷりの豚足は食べれば口の周り、そして手はてっかてか。
骨が多いものの身離れがよく、はじめにサーブされるタレを絡めてみても〇。

【キャベツ・ねぎ】\0

はじめにサーブされるキャベツとネギはおかわり自由。
脂っこい豚足や串ものの脂を忘れさせてくれるキャベツは前半から後半までなくてはならない胃腸の親友。

【テーブル上からアングル】

開始約30秒でこの状態に。

ここでまだ気を緩めてはいけない。
「焼き物は?」と聞かれるのでこの’体感10秒’の間にオーダーするものを考え答えるのが鉄則。
答えられれば私の勝ちだと心の中で思っているのはここだけの話なのだけれど。

【キモ】\550

レア焼きを選択できるキモは高確率で頼んでしまう一皿。
塩をつけてもいいし、タレを絡めても。

ちなみに焼き物は一皿3本。
ひとりだと色々食べられへんやん・・・と思った方もこっそり違う種類で3本焼いてくださるときいたことがあるので店員さんまで尋ねてみては。

【砂ズリ】\

シャクシャクっとした食感の砂ズリ。

【タン・ハラミ】\各550

皿上に残っている串もお構いなしに焼きあがった串が積み上げられていく。

【スープ】\0

メニューにはないが常連ならば知らない人はいないだろう’スープ’は豚足の煮汁でつくられたもの。冷めれば脂が固まるのであつあつのうちに飲み干してしまうのがおすすめ。

どの時間帯、どの曜日に、満席であろうがなかろうが変わらず体感できるこのスピード感と熱気、まるで異国へきたような錯覚に陥る感覚が人々を魅了するのではないか。

ご馳走さまでした!

ー 店舗情報 ー

◆店名:豚足のかどや
◆電話:06-6631-7956 ※予約不可
【定休日】火
【営業時間】11:00過ぎ~22:00頃
【店舗所在地】大阪府大阪市浪速区難波中1-4-15 南松竹マンション 1F

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