【大阪・玉造】・旬天 伸(しゅんてん しん)

玉造にある「旬天 伸」さんへ。
北新地で修業された店主平岡さん(伸さん)がおひとりで切り盛りされている旬の食材を使った天ぷらの楽しめるお店。

【外観】

場所は露地再生複合施設宰の一階に。


築60年の長屋をリノベーションした建物。お店までは砂利の敷かれた飛び石を進んでいく。
この飛び石をひとつひとつ踏みながらお店へと足を近づけていく時間がたまらなく大好き。


ひとつ奥のお隣にはクラフトビールで有名な「エデン特急」さんも。
たまに伸さんで揚げた天ぷらをエデンさんで・・・なんてこともされています。

【メニュー】

ディナーのメニューは旬の天ぷら10品に前菜、お口直し、白ご飯、汁物、香物がついた3500円かそれにかき揚げのついた4000円コースの2種類。
2種類なんですが、私はいつもウニのせ天玉丼に白ご飯を変更してもらうのがお決まり。(別途費用)

【店内】

店内は厨房を囲んでL字型のカウンター席のみ。
席数は8席とこじんまりしていて、アットホームな雰囲気なところも好きなポイント。

話が逸れるけれど「8」って数字が末広がりな感じがしてよくないですか。

【瓶ビール(中)】

まずはビールからスタート。瓶ビールはサッポロさんのラガービール(赤星)。

【店内・ビールサーバー】

ちなみに生ビールはサッポロさんのエーデルピルスで結構珍しいのが置いてあります。これもおいしいんだけどこの日は瓶で。

【前菜】

前菜は毎回変わりますが、この日は「ゴーヤの白和え・甘エビ・イサキのお造り・バイ貝旨煮」の盛り合わせ。

【ひね鶏のたたき】

鳥屋さんのお知り合いがおられるそうで特別にちょこっと地鶏を用意してもらいました。
地鶏の皮をカリッと焼いてタタキに。ひね鶏だったので食感が良い!

【天つゆ】

天つゆはその場で温めてくれたものを。
まあるい大根おろしは少し粗目になっていてお酒のアテにもなってくれる秀逸な子。

【車海老】

さて、天ぷらがスタート。1品目は大抵車海老から。

こういう知る人ぞ知るみたいなお店って自然といろんなものを味わってきた食通の方や食に知見のある方が集まってくる。

海老って大きければ大きいほど高級って思っていませんか。
こちらのお店の常連さんに教えて頂いたのですが、車海老は小さい方が高級なんですって。

下を参考にサイズごとに呼び名まで変わります。
*15㎝・・・「車(クルマ)」
*10㎝位・・・「巻(マキ)」
*10㎝以下・・・「細(鞘)巻(サイマキ)」
*さらに小さいもの・・・「細(鞘)々巻(サイサイマキ)」
*20㎝以上・・・「大車(おおぐるま)」

大振りになると味が大きくなるので天ぷらにはサイマキやサイサイマキが好まれるそう。
こういう豆知識を学べるのも嬉しいな。

そして旬天伸さんでは毎日仕入れをされているので旬の食材が味わえるのもポイント。
この日はなんと白子入りのイサキが入荷していたので頂けることに。

【いさき造り】

前菜でもイサキをいただきましたが、さらに脂ののっている部分を出してくださいました。
上品な脂でおいしい。

【蓮根】

2品目はレンコン。根菜って大好き。
蓮根ならではのシャキシャキ感、元気な証拠で齧るとたっぷり糸ひいてました。

【店内・揚場】

食べる人のタイミングを見ながらひとつひとつ揚げたてを出してくれるのが嬉しい。
職人技というか技術のある方をみているのは楽しくって飽きない。

【稚鮎】

3品目は稚鮎。泳いでる姿を思い起こさせるよう。
5月からアユが解禁になりましたね。

【日本酒・雨後の月】

日本酒に突入~
日本酒苦手って方はビール、酎ハイ、焼酎、ワインもあって幅広く楽しめるのでご安心を。
ソフトドリンクでもOKです!

【小茄子】

茄子は揚げるとみずみずしくジューシーに。

【日本酒・九頭竜】

黒龍と同じ蔵だったかな、夏酒らしいすっきり辛口。

【鱧】

鱧ってパサパサだったり味がないなあ…と好んで食べなかったのですが、これは感動!
分厚めの切り身は湯引かないで生の状態のまま揚げられているそうでふわっふわ。

【とり貝酢味噌和え】

お口直しのとり貝酢味噌和え。

【日本酒】

醸し九平次と神雷を。

【ヤングコーン】

ヤングコーンは独特の食感が良い。

【イサキ】

さて本日のメイン。イサキ。
身からいただきましたー!お造りで頂くのとはまた異なり身に火が入るとほわほわに。

【イサキ白子】


白子はお箸で掴むと中から白子のとろっとした濃厚な部分が溢れ出てくる。
贅沢にひとくちで頬張るとしっかりイサキの香り。
鱈でも鯛でも河豚でも鮭でもないイサキの白子。

【しいたけ】

おっきい笠をした椎茸。

【日本酒・来福】

いちご酵母を使用したお酒。甘めでまさにいちご。

【穴子】

まさか出てくるとおもってなかった穴子。個人的に好きな食材だったので嬉しかったな。
天ぷらは鰻より穴子派。

【ホワイトアスパラ】

揚げる前にこれ今から使いますとか声かけて食材を見せてくださることも。
「アスパラめっちゃデカイで!」と嬉しそうに見せてくださった伸さんをパチリ。


まずはノーマルを。


チーズかけてあげよ!といってその場でチーズをふりかけてくれました〜!味変でイタリアーンな味わいに。
ワインでも日本酒でも合いそう。

【大根の皮醤油漬け】

伸さんがつけた大根の皮のお漬物。
しっかりめについている醤油の味に後からくる唐辛子の辛味がお酒を進ませる。

【ヤングコーンのひげ】

先ほどのヤングコーンのおひげの部分を天ぷらに。
ふさふさぱりぱり。

【ウニのせ天玉丼】

〆のご飯物はウニのせ天玉丼にグレードアップ。
たまらんのです。

【汁物】

最後は汁物。おすましが多かったけどこの日はお味噌汁。
甘めのお味噌がよい。

ひとつひとつ出してくださるので時間は1.5〜2時間くらいは見ておかれた方がよいかな。
コースの間は店主平岡さんが気さくにお話ししてくださったり、天ぷらの食材の説明をしてくださったりと和気藹々な雰囲気でほっこりするんです。

別日にいった記録は次のページより!

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