【大阪・天満】時間と心にゆとりある自分で・寿司処ゑにし

呑み食べ歩きを初めて早3年が経った。

エリア、価格帯など異なるあらゆるお店に訪れに訪れて
そこから自分の好みが多少わかったりして
そしてあらゆるお店に行く中で自分の好みがわからなくなったりして。

いまだに自分の好みははっきりとわからないんだけど
ひとつ言えることは愛を感じる料理が好き。

さて今日は天満エリアにある『寿司処ゑにし』さんへ。

実は飲み歩きの初期からチェックしていたお店。
でも寿司屋ってひとりじゃいきづらくて気づいたら3年経ってた。

ようやく巡りにめぐってきたチャンス。
それもご縁なんだよ。

【外観】

天満の一松センター内にあるビニールシートにまとわれるお店。
見えそうではっきりみえない靄のかかった世界。

【店内】

ビニールシートの扉を開くと広がるのはL字型のカウンタに
黒い服を着た気さくな大将南さんとと店員さんがもうひとり。
南さんは石川県のご出身ってプチ情報挟んでおきます。


ネタは木箱ではなく目の前のショーケース内に鎮座。
私はショーケースのお店も結構好きなんです。

【メニュー】

メニューはブラックボード、
酒は壁面に貼られている日本酒から。

もちろん、ビールやハイボールなど日本酒以外のメニューも用意されているので日本酒苦手な方も楽しめます。

【日本酒・會津宮泉】/1合850

3人での訪問だったので好きなに日本酒を順番に頼んでいこうとなりまずはトップバッターがセレクトした會津宮泉から。
日本酒は1合600円前後から高いもので2000円程のものまで幅広く、
値段が記載してあるので予算に合わせてのチョイスも可能です。

【突き出し】

突き出しは岩もずく酢にじゅん菜としらす入り。
酢の物ってふとほしくなる瞬間が沢山。

【水ナス】/300

水ナスはからしとお醤油でいただきます。

【造り盛り合わせ】/1人前1200円程度

いきなり握りでもよかったのですが、せっかくなので軽くつまもうとお造りの盛り合わせから。
盛合わせは2人前2500円。ひとりに換算すると1200円程度かな。


この日の盛り合わせラインナップ・・・

にんにく醤油漬けかつをたたき
あまてかれい
昆布〆甘えび
北寄貝炙り
太刀魚炙り

の5種類でした。
すりわさびは単体で食べてアテにもしちゃうタイプ。

造りはお醤油か出して頂いたお塩でもお好みで。

【日本酒・三井の寿コチネレ】

【握り】
ガリ

ゑにしさんのガリはレンコン入りで食感が楽しくって好き。
そして甘くないところも好き。
平ガリでなく角ガリなので箸休めにも変身してくれる秀逸な一品です。

握りは好きなものを頼むアラカルトでのオーダーでも可能ですが、
この日はと板前・南貴裕さんにおまかせでお願いすることに。

おまかせでその日のお魚をどんな風にどんな順番で出されるのか見るのが好き。

そしておまかせってある意味賭けでありかつ信頼でもあると思います。
だってその日売り切りたいものを中心に出すも、
その日仕入れた自慢の魚を出すも決めれるのはお店の方だから。

おまかせでお願いすることでその店のその人をちょっぴり知ることができる気がするの。

「10貫くらいいける?」
と南さんに聞かれてみなさん即答OK。

ショーケース内のネタは都度都度カットされて、一度お皿の上に置いて温度調節、
美しく赤酢のシャリと合わさっていく。

剣先烏賊/350

綺麗に刃入れされた剣先烏賊。
切り込みのあるおかげでイカの固さが和らいで口に入れた瞬間にとけるようにほどけていく。
シャリは小さめサイズ、赤酢で固めです。

かすご/300

鯛の小さいサイズものを春小(春子)と書いてかすごと読みます。
小さくてもちゃんと鯛、お値段も抑えめなので色んなお料理としての使い勝手もよい魚です。

華やかな色味も食欲をそそります。

のどぐろ/700

脂ののったのどぐろは軽く炙りにしていただきます。
魚の脂ってもたれないからいくらでも食べられそうな気がしてくる・・・

あじ/350

芽ねぎを挟んだあじ。
南さんのシャリは白身魚より青魚の方がしっくりくる気がする。

【日本酒・飛露喜】

赤身/400

赤身は中を炙って白ネギを挟む工夫が施されていました。

きす/350

昆布〆したキスは梅肉ソースで。

【日本酒・緑】

赤うに/800

うにの種類は赤、むらさき、バフンとありますが、この日は赤雲丹。
淡い色味が勝手に特徴だと思っています。

【日本酒・満寿泉】

煮穴子/400

ほわっほわの煮穴子。
水分少し多めでしたが口に入れるととろけるとともに穴子の甘みが広がります。
上から少しかけられている柚子の香りと粒塩の塩味がアクセントに良い。

【日本酒・十四代】

うなぎ白焼/450


うなぎは手巻き、甘酢の茗荷とともに海苔巻きで。
皮目がパリッと、身は柔らか。茗荷の甘酸っぱさがうなぎの味を引き締めてくれます。

【日本酒・美丈夫】

煮蛤/850

絶対食べたかった煮ハマグリ。
つやつやふっくらのハマグリを海苔で巻いて仕上げたものを一口で。
貝の旨味が口の中で爆発。

【玉子あて】/400

日本酒のアテに玉子のアテを。
一部のりまきになっていました~
3人で食べればあっという間になくなった・・・

個人的にはテンポよく出して頂いた印象ですが、口コミを見ていると遅く感じる方もちらほら見受けます。

大将がおひとりで握られているため、
もちろん回転すしのようにはいかないし、予約制一斉スタートの鮨屋でもないので多少の時間のと心に余裕はもっていかれた方が良いかもしれません。

味。値段。人。時間。
価値を見出すポイントは人それぞれだけど一個人としてはおすすめできるお寿司屋さん。

はしご酒の聖地天満エリアの路地裏のビニールシートをまとう
呑み歩き初期から訪れてみたかった場所は素敵な寿司処です。

ご馳走さまでした!

ー 店舗情報 ー

◆店名:寿司処 ゑにし
◆電話:06-4801-2480
【定休日】木曜日
【営業時間】17:00~24:00
【店舗所在地】大阪府大阪市北区天神橋5-6-23 一松食品センター 1F

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。