【大阪・新世界】新世界の小箱生え抜き串かつ専門店・串かつ専門店 やっこ
過去の新世界はもはやここにあらず。
昼間から外国人観光客含め大賑わいな新世界。
ディープなんだけど手が届かないわけではない、
そんなお手頃に非日常を味わえるからなのか
立ち飲み屋や酒場巡りツアーも新世界・西成エリアに火がつき
SNSでも当該エリアの投稿をみない日はないほど瞬く間にブームになった昨今。
休日の昼下がり、しばらくぶりになっていた新世界・西成エリアを
とりわけ目的もなく行先もなく歩いていると
開いているはずもない店が開いているという不測の事態に陥る。
こうなれば吞兵衛魂に火がつくというか
居ても立っても居られない性分が抑えきれず露出してきてしまうなあ。
「串かつ専門店やっこ」さんへ。
【外観】
しばらくぶりに営業を再開されたやっこさん、新調された暖簾がかけられている。
油が足りていないのか少し硬い銀サッシの引戸をガラガラっと開けると
小さめU字型のカウンター16席が広がる。
【店内】
カウンターの真ん中に置かれたショーケース内の串打ちされたネタたちがお出迎え。
やっこさんで有名だった大将はもうそこにはおられず、
お母さんと息子さんらしき2名でお店を切り盛り。
座る席はもちろん空いて案内された順番、ここがいいと我が儘は言わないのがマナー。
このときもネタケース前と向かって右奥があいており、
「ネタケース前がよいな・・・」と心に思うこととは裏腹にカウンター向かって右奥にて着席。
見える景色はお母さんの揚場。
・・・ここ、この店の一番の特等席やんか。
【メニュー】
メニューは壁に貼られており、串1本130円~。
周辺の串かつ店と比較するとコスパこそ決してよくはないだろう。
「長居無用」
「二度漬け禁止」
「串の本数でお会計」
「たばこは床に捨てる」
「キャベツのおかわりは自らを主導に求めない」
のルールを店内の貼り紙、常連の動きから読み取る。
【ハイリキレモン酎ハイ】
ハイリキレモンをオーダー。
なみなみと敷き詰められた小粒のシャリシャリ氷入りのビールグラスに
自らハイリキを注いでまずはオーダーする前にくいっとひと呑み。
ここからはテンポよくがお決まり。
「すいませーん」と店員を呼びつけてからメニューを眺め出すなんてナンセンスなことはしてはならなず、
心にネタと本数を決めてからが鉄則。
【串かつ】\110
常連さんが「串〇本」と言ってオーダーする串かつ。
甘めスパイシーなタレにドボンとつけてマウスイン。※写真はたこ。
【えび】\250
頼んでから殻を手剥きしてあげてくれるえび。
食べ応えがあってお気に入り。
【ずり・れんこん・かき】\130・130・250
テンポよく揚げてくださるのでテンポよく頼むとお皿がもりもりに。
3本ずつくらいのオーダーが揚げたてを頂けておすすめ。
れんこんの食感がサクサクの揚げ衣の食感にあっている~
牡蠣は2粒入り。
【とんかつ】\130
【なす・とり】\130・250
ネタのフォルムをみて”フォルム喰い”した茄子。油を吸ってこってり感がすごい!
山椒塩でいただくとりはお値段をみるとコスパ良くないようだが皆頼んでしまうひとくし。
むねかな・・・このあっさりした感じがしばしの憩いの時間。
【しいたけ】\130
【うずら卵・チーズ】\各130
お腹に余裕があったのと他の店に行くつもりがなかったのでどんどん食べ進める。
気づけばハイリキが目の前に3本。
串ものは半分だけタレをつけて半分は揚げプレーンを楽しむなんて自分ルールに酔いしれたり。
【ふぐ】\190
これはいまいち。ふぐっぽさがなくておすすめできないかなあ。
【こんにゃく】\130
ダイエットの味方こんにゃくを大敵油で揚げちゃうのって。
でもこれがたまらん。田楽味噌をください。
【もち】\130
小ぶりのもちは揚げられはじけてもちもち食感に。
【たこ・いか】\各130
腹と相談する前に欲望のまま、たこといか。
この私のタコが!笑
【すり減ったカウンター】
カウンターの肌さわりよい綺麗な白木は
油ものを扱うお店でこれだけカウンターがきれいなのは毎日磨かれている証拠。
揚場近くはやはり油がよくカウンターに飛ぶようで、すり減り方も一足も二足も早い。
一見、すり減っていないかのように見えるなめらかなカウンター。
ふたつとなりのお父さんがビール瓶を揚げ油にダイブしちゃいそうになるほっこりシーンに遭遇。
こってり系がお好きな方にはぜひ訪れて頂きたいやっこさん。
ご馳走さまでした!
ー 店舗情報 ー
◆店名:串かつ専門店 やっこ
◆電話:
【定休日】月曜・火曜・金曜
【営業時間】12:00~18:00
【店舗所在地】大阪府大阪市浪速区恵美須東2-3-10
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