【兵庫・元町】飾り気のなさこそが最大の心地よさ・大衆酒場すず

知らないエリアでは
「大衆酒場」「角打ち」「食堂」のキーワードをもとに調べるのが私の基本。

これを核にするようになったのも紆余曲折あったなあ。
話すと長くなるのでとどのつまり今日ご紹介するのは「大衆酒場」でたどり着いたお店。

今宵は『大衆酒場すず』さんです。
おひとりさまでの訪問。

【外観】


場所はJR元町駅東口すぐ南側、餃子の王将の横側。
両隣りが明るいお店なので控えめに光るすずさんは見つけにくいかもしれません。

地下へと続くその階段があまりにも怪しく、
そして常連率が高そうなにおいしかしない。

【店内】


店内へ入ってさらに一段下がると奥に厨房、その前がカウンター席、
そしてこちらもおひとりさま用だと思うのですが
10人ほど座れそうな大きなテーブルが1台、4人がけテーブルが2つといった広さ。

テレビも置いてあっておひとりさまでも退屈しない。
昼11時~の営業はウインズ神戸が近いという場所柄もあるため
昼間には競馬を放映しているんだろうなあ・・・などとしばし妄想してみる。

ご夫婦なのかな、店主さんらしき男性とホールを女性が切り盛りされています。
カウンターには先客がいたのと少し離れた位置から全体を眺めてみたかったので大きなテーブルにひとり鎮座することに。

【メニュー】

入口にも貼ってありましたがこちらは店内メニュー。
メニュー表ではなく多方面から見えるよう壁に貼ってありました。

【麦焼酎(二階堂)水割り】\350

飲み物は麦焼酎二階堂の水割りで。
炭酸割もいいけど定番の水割りも最近は好き。

【マグロのお造り】\350

この日は刺身を食していなかったのでまぐろ造りから。
特筆すべきものはないけれどつまと大葉のあしらいがついていたのが嬉しかった。

そしてまぐろをつまみつつ2品目を品定め・・・
250円、200円とびっくりするほど良心的な価格設定の中にひとつだけ気になるものを発見。
その場でネット検索、頼んでいる方が大勢いらしたのでミーハーですがお願いしてみることに。

【豚足煮】\700

他を凌駕する700円の値段にも納得。
登場して大きさ、そしてそのつやつや感と美しさに思わず声が出そうになる。

豚足はぶつ切りで骨ばかりのものをしゃぶって頂くという固定概念が覆された瞬間。
まずは上からショット。


続いて右から。
縦に切って開かれた豚足。照明にあたってつやつや輝いている。


さらに左から。
上からかけられたみそだれの色合いもまた良い。

箸をいれて少し小分けにし、大きく一口でパクリ。
骨からするんと剥がれ落ちる豚足に惚れ惚れ。
若干こびりついて離れない部分はしがんで食べ進めていきます。


べとつく口まわり。コラーゲンっていうのかな。


途中店主さんと目が合って微笑みながら食しているのがばれてしまって笑

骨だけになったガラ入れをみたお母さんが「綺麗に食べたね」とほめてくださったなあ。あぁ完食。

【ポテトサラダハム包み揚げ】\250

ハムに包んだポテトサラダをあげたもの。
ポテサラは具沢山で優しいうまさ。


差し出されたソースの入れ物が可愛くって思わず一枚。

相変わらず大テーブルにひとりなんだけどなんだろう居心地がよすぎるんだよなあ。


箸立て。


灰皿は灘の酒 福徳長の文字入り。

そういえば周辺を見渡すとレトロな小物が沢山。
落ち着く理由のひとつは小物かな。

【出汁巻き】\200

ちょっと食べすぎな気もしつつ、焼酎もおかわりしたことなので最後にだしまき。


出汁たっぷりではないけれど200円でこのクオリティ。
巻き立てをあつあつのうちに頂きました。

お会計をして最後に扉から出る時、お父さんが手を挙げてにっこりありがとうとほほ笑んでくださった。
うん、またいこう。

ご馳走さまでした!

ー 店舗情報 ー

◆店名:大衆酒場すず
◆電話:078-322-1358
【定休日】日・祝
【営業時間】[月〜金]16:00〜23:00 [土]11:00〜23:00
【店舗所在地】兵庫県神戸市中央区元町通1丁目10-7 大森ビルB1

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。