【東京・立石】立石のビックサンダーマウンテン

実は先日・・・東京に行ってきました。

最終日は夕方までひとり酒で立石で呑むのはなんとなく決まっていたんだけど
結構ノープランだったんですよね。

立石エリアで朝から呑めるお店も見つけていたので
電車の中であれこれ調べていると友から一通のメール(ライン)が。

「宇ち多゛さん頑張って、
口コミとか見たら頼み方とか予習できるよ」

あ、そういえば宇ち多゛さん行ってみたかったんだよなってそこで思い出した。

そして、よ、予習・・・?!ってなって
グーグル大先生にきいてみることに。

今は便利な世の中なもので素晴らしく丁寧にわかりやすく書いてくださっているブログを発見!!
頼み方や頼むべきメニューなど調べてみたらわくわくしてきて。

「これとこれとこれは食べよう」とか
「これはなくなりそうだから先に頼もう」とか
自分なりに作戦を練って携帯のメモにイン!いざ立石の駅に到着!

この時時刻は12時過ぎ。
平日だし14時からのオープンだから余裕だろうと、とりあえず事前に場所だけチェックしておこうとすると・・・・

すでに行列(苦笑)

【外観】

入る前の並んでいる段階からちょっと味わったことない雰囲気。
みんな緊張した面持ちなんですよね。

1時間半程並んで14時ちょっとすぎた頃ようやく中へ入れていただき
『宇ち多゛』さんへ。

順番に店内へ、事前に下調べしてネットで珍しいとかすぐなくなるって言われていたものは直前で全部なくなる。(苦笑)
それもタイミングだよなあと着席してまずは瓶ビールを。
宇ち多゛さんでビールは小瓶のみ、生ビールはありません。

その他、キンミヤ焼酎を梅酒で割った「梅」やぶどう酒で割った「ぶどう」、ウーロン茶などが用意されています。
この梅やぶどうは甘くて呑みやすいのですが、酒を酒で割っているのでかなり後からくる・・・要注意。

着席してからも異様な雰囲気な続きます。
まず誰もオーダー聞いてくれないんです、ドリンクも食い気味に言ったくらいなので。

メニューには煮込み、ホルモンだったかな・・・とりあえずメニューが書いてない。
周りの常連さんらしき方々が店員さんが近づいてくるタイミングで注文するのをちらちら確認しながら自分もまねてオーダー。

【タン生酢】


まず初めにありつけたのはタン生酢。
これが柔らかくって・・・

そしてここで事件。
「(携帯)仕舞(しま)って」と先代の大将らしき方に言われて気合いれて作ったメモがみれなくなる。(苦笑)

私の酒場のルール、店の方のいうことは絶対なので即座にしまう。

もう吹っ切れた、
「酒場の空間を思いっきり楽しもう」。

自分の眼で店員、客と人の動き眺めていたら
今そこに存在していることのありがたさに涙がこぼれそうになった。

食べたかったものはすべて食べられなかったけど
もっと旨いもつ焼きはあるかもしれないけれど

独特の空気感。
あの空間はひとつの文化だと思う。

一見冷たく厳しいように見える店員さんたちも本当は酒場を愛しているが故、文化を守り抜くが故の対応だと思う。

注文の声が被った時にはちゃんと後から「何?」ってきいてくれた。

呑みやすい「梅」や「ぶどう」を頼んでいるとみんな「何杯目?」ってちょこちょこ聞かれるのね、
あれは酔っ払う前に帰れよ、酒に呑まれるなよって意味だと思うの。

文化を守るが所以の厳しさ。

【出口】

酒場をディズニーランドのアトラクションに例えるならば
立石のビックサンダーマウンテンになるだろう「宇ち多゛」さん。

並んででも乗りたいアトラクション。
並んででも体感したい至極の酒場。

東京に行くならディズニーランドもいいし
酒場巡りもいいと思う。

酒場は文化だ。

ー 店舗情報 ー

◆店名:宇ち多゛ (うちだ)
◆電話:03-3697-5738
【定休日】日曜・祝日
【営業時間】[月~金]14:00頃~19:30頃(L.O)ただし売切れ仕舞い
[土]10:30頃~14:00頃(L.O)ただし売切れ仕舞い
【店舗所在地】東京都葛飾区立石1-18-8 仲見世商店街

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