【大阪・日本橋】気さくな大将と旨い肴に酔いしれる・魚肴しま田(さかなしまだ)

大阪・東心斎橋。
いくつもの雑居ビルが立ち並び、何万というお店が共存する街。

何万とあるお店の中で今回伺ったのが『魚肴しま田』さん。
こういうのもきっと何かのご縁なんだと切に思う。

【外観】

ほんまビルの3階にあるしま田さんは赤い暖簾が目印。

【メニュー】


店内はL字型のカウンターが7席と奥に2~6名座れる個室がひとつあって
合計13席のこじんまりした空間。このサイズ感は私好み。
お店は大将の嶋田さんとお弟子さんのお二人でまわされているそうです。

【ドリンク】

しゅわっとしたので乾杯。

【つきだし・若ごぼう煮】

つき出しはきれいな出汁につかった若ごぼうに薄上げの程よい油分と甘味、
そしてすりごまの香り。

【椀物・牡蠣と下仁田ねぎの葛煮】

お次は椀物。
温かくとろみのついたお出汁に下仁田葱と牡蠣が入った一皿。


ベタですが牡蠣を持ち上げて椀ショット。
ほんのり磯の香りが口の中で広がるんです。


お椀のサイズであやうくケンカに。食い意地笑。

【お造り】

大きく弾力のあるふぐの身が薄切りになって一枚一枚丁寧にお皿に並べられていく。


どういう盛り付けになるんだろう・・・
と大将の手元を見ながら埋まっていくお皿に内心興奮気味でした。


ふぐ(てっさ)、鉄皮(ふぐ皮)、鰤(ぶり)、あおりいか、鮪の豪華絢爛な共演。
特に気に入ったのはあおりいかだったなあ。
半透明のいかはねっとり感と甘みがたっぷりでずっと口の中で噛んでいたい程。

【日本酒・王禄】

こんなお魚出されたら・・・日本酒でしょう!


旨口の王禄を合わせました。

【煮物・ぶり大根】

お次は・・・と勝手にそわそわ。
なにやらお鍋から取り出そうとしているものこそ。


大根!!!


色濃くしゅんだ厚切りの大根がお皿に並べられていきます。


上にぶりがのせられて。


炊かれて旨味のたっぷりでた出汁が贅沢に上からかけられていきます。


そして完成したぶり大根。
湯気立ち上る一皿は見た目の色濃さとは反して濃いすぎず、しかし物足りなさすぎない。
ぶり出汁で炊かれたであろう大根は箸がすっと大根の中へとすいこまれていくんです。

【おにぎり】

ぶり大根の出汁を心行くまで堪能するための必殺アイテム、おにぎり。
行儀の悪いのを承知で出汁に浸してみたり、ね。

【揚物・ふぐの唐揚げ】

右耳から聞こえてきたパチパチという心地よい音。
目を向けると、揚げられている何かを発見。


ふぐの唐揚げでした。
でっかい身の唐揚げはあつあつをぱくっとかぶって食べ進めます。
竜田揚げのようなさくさくした衣もまた良いなあ。

【箸休・トマト】

お次はトマト。
しっかりめの皮、
甘みが控えめだったのでお塩とオリーブオイルでさっぱりいただきました。

【日本酒・笑う門には福来る(風の森)】

日本酒は風の森さんへ。
笑っていたら人がたくさんよってきて結果福が来るんだと思うんです。

【自家製からすみ】

ちょうどよい加減に塩味のきいたからすみ。
痛風も気にしてちびちびと。

【ビフカツ】

お先にやってきたサラダ。
これで胃が浄化された気がするから不思議。
気がするだけだけど。


野菜かなあ、
どろっと何かが溶け込んだデミソースがお皿に敷かれます。


そして揚げ場からやってきた分厚いカツ。

包丁で力強く一気に手際良くカッティングしていく大将。
浮き出る血管にも釘付け。


ひたひたのソースから氷山の一角のように顔を出すビフカツ。
レア目に揚げられているので色合いも美しい。

【店内】

手を動かしながら、お客さんの状況をみながら
料理を進めていく大将。

偉ぶらない気さくな雰囲気に
お客さんもとても居心地良さそうです。

人が笑っている顔はやっぱり素敵だなあ。

【出汁巻き】

お弟子さんに巻いていただいた出汁巻。
ぷるぷるのふわふわ。

【〆・昆布締め平目の押し寿し】

〆は昆布締めされた平目を押し寿司にしたもの。
お腹いっぱいのはずなのに、
ぱくぱくとあっという間に完食できてしまいました。

気取らず自然体で居られるような素敵な割烹料理屋さん。

ご馳走さまでした!

ー 店舗情報 ー

◆店名:魚肴しま田(サカナシマダ)
◆電話:06-6211-0636
【定休日】不定休
【営業時間】17:00~翌1:00
【店舗所在地】大阪府大阪市中央区東心斎橋2-7-11 ほんまビル 3F

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