【大阪・京橋】現存する京橋最古の酒場・家庭料理 小川(おがわ)

大阪市内にいくつかあるいわゆる飲み屋街。各場所でそれぞれに雰囲気が異なるのが楽しいなあって思いながら旅する私なのですが
「京橋」もそんな私をいつも楽しませて生きる活力を与えてくれるパワースポットのひとつ。

でも・・・思いませんか。
その街の歴史、文化、人情。自分ってなにもしらないなって。

【外観】


京橋に何度も訪れているのに知らなかった「さくら通り」へ京橋エリアの師匠におすすめされたお店に出会うべく初めて足を踏み入れてみる。
昭和ロマンの香る街って小見出しも良きかな。


歩いていると見つけました、教えてもらわなければたどり着かなかっただろう「家庭料理 小川」さん。

【店内】

店内はカウンター9席のみ。店内はご夫婦らしきおふたりが切り盛りされていて、みなさん常連さんなのだろうか、お店の方と楽しそうにお話されている。


カウンター上には大皿に入ったおばんざいが並んでいるのが楽しい。

ってここだけの話、すんなり入れたように見せていますが笑、
1度目は満席でふられて少し他店で時間を潰して2度目のトライアルでした。隠れた名店。

【メニュー】

メニューは入り口右手に掲げられた黒板に記載のある品々。
飲み物メニューはないのですが、目のまえのラックの中にある焼酎や日本酒の銘柄を見ながらオーダーします。
基本的に一通りの飲み物は用意してある感じ。

【麦焼酎ウーロン茶割】

ビール党だった私が最近嵌っている焼酎。
ウーロン茶割にすると食事にも合うし頃よく酔いも回るんだよなあ。


箸置きは呑み助が大好きなお酒の徳利。

【牛肉生姜煮】\500

生姜がたっぷり入った牛肉生姜煮。
甘辛くたいてあってお酒のアテにもご飯のお供にも。

【ぶり照り焼】\500

肉もよいけど魚も欲する身体に正直に向き合ってぶりの照り焼き。

【オムレツ】\700

メニューをみてこれは!とおもっていたオムレツ。
オムレツはご主人さんの担当らしく、オーダーが通ってから丁寧に作っていただきました。

バター入りのオムレツは調理している時から店内に食欲をそそる香りを漂わせていてそのできあがりにもう心わくわく。


中にはたっぷりのミンチ肉と玉ねぎ。バターで炒められたミンチと玉ねぎの旨味があふれ出す。

【スパゲッティナポリタン】/700円

ついでにナポリタンも。
ピーマン、ベーコン、トマトの入った懐かしい味わい。
〆にナポリタン食べられるなんて思わなかった・・・


ふとお店の中に貼ってあった地図が気になっていると、「これは60年前の京橋やで」と教えてくれた店主さん。
きくところによると、先代の時は女の方が横についてお鍋なんかをとりわけたりお酒を注いだり・・・「新奴」という小料理屋さんだったそうなのですが、現在の二代目に代替わりしてからは現在のような家庭料理のお店になったんだそうです。

「昔は映画館とか多かったんやで~」などああだこうだ教えて頂きながら楽しいひととき。
そして、やはり歴史は変わっていってこちらの家庭料理小川さんが先代の新奴時代から計算すると現存する京橋最古の酒場なんだとか。


ちなみに二代目は奥様の方。
カウンター上にぽつぽつとあったガス口が先代の時の名残を表していました。

最後には「こんなん興味あるんか?」といってまさかの地図をいただいちゃう・・・><

お二人の人柄とおいしいお料理に癒される老舗酒場。
白木のカウンターは一枚もので毎日磨いてお手入れして大切に大切にお店を守り続けておられるそうです。
京橋にきたら訪問必須のお店に出逢ってしまった・・・
ご馳走さまでした!

別日の様子とお店の情報は次のページへ!

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