【大阪・阿波座】幼き頃の夢を叶えた和と洋の料理人・菜々竈(ななかまど)
阿波座から南東方向へ5分ほどの場所に位置する「菜々竈(ななかまど)」さんへ。
共通のお知り合いの方が多く、
飲食店されている方も多数おすすめされていたお店。
以前から訪れてみたいなと思っている中、ようやくお邪魔させていただけることに。
【外観】
お店は大通りからうちに少し入ったビルの2階。
この”隠れ家”な佇まいが良い雰囲気を醸し出している。
看板が出てなければお店の存在がわからないような、
間口が狭くて、暗い階段を2Fにあがると見えてくる店内の明かり。
階段をあがる手前にはメニューが掲示されており、
お料理の内容やお値段帯が事前にみえるので初めて訪れる方も比較的入りやすいのでは。
【店内】
こじんまりしたお店かと思いきや・・・
カウンター席・テーブル席ともに用意されている結構な大箱。
【メニュー】
メニューは定番のものと、食材に合わせた日替わりのもの、そして様々な地域の郷土料理をアレンジした週替わりのものにわかれている。
和のものと洋のものが融合されているメニュー構成なのですが、
実は菜々竈さんの料理人はおふたりいらして、それぞれ和食と洋食のご出身。
和の石島亮さんと洋の福井まさゆきさん。
ご出身である和歌山県の同級生で、いつかふたりでお店をしようと約束されていた夢を大阪の地でかなえられたんだそう。
ちなみに料理人おふたりともイケメン!
【やいとがつお造り】\900
お造りはやいとがつお。
こちらのお魚、本名は「スマ」で別名スマガツオと呼ばれることも。
「ヤイト」の由来は漢字で書くと「灸」と示され、お灸のことを表しており、
やいとがつおの胸びれの下にお灸の跡のような班紋からそのように呼ばれることが多いのだとか。
カツオなので赤身ですが脂がのりのりでクセが少なく食べやすいお魚。
【ぶりの塩わらたたき】\1200
ぶりを藁焼きで。
焼き置きせずに、オーダーが通ってから焼いてくださるので、ほんのり暖かく藁の香りが豊か。
添えてあるからしやお塩でいただくと脂多めのぶりもあっさりいただける。
【日本酒・黒牛】【日本酒・長良川】\グラス400(1合800)
日本酒も仕入れによって日々変わるそうなのですが、
この日は和歌山の黒牛と岐阜の長良川をチョイス。
座っていただける酒場でグラス400円は安いなあ。
【さわらとあわふと菜の花ときのこあんかけ】\800
粟麩とは生麩に粟をまぜて黄色に蒸し上げたもの。
そこに粟麩を敷いてさわらを乗せてその上から菜の花ときのこのあんかけたっぷり。
一皿で大満足な優しいお味のお料理。
【牛ハチノスと砂ずり、根菜サラダ】\600
別で仕込んだ牛ハチノスとすなずりをサラダに仕上げた一皿。
うるい、カリフラワー、とまとなどのお野菜を
あたたかなホルモンと中に入っている特製のタルタルソースに絡めていただきます。
ホットサラダではないのですがホルモンが暖められてほんのり暖かく、
サラダなんだけど十分に酒のアテになる。
【穴子とゆり根とまいたけのかき揚げ】\800 ※画像は小さめサイズ
たくさんお料理を頼むから洋の料理人・福井さんが小さめサイズにしてくださるお気遣い。
穴子のほわっと感にマイタケの味わい、そしてユリ根の甘みがプラス。
この味の仕組みはお連れ様に教えていただいた笑
お料理って組み合わせや下処理・下味のつけ方などで味わいが変わっていくのだろうと思っているのですが
普段何気なくいただいているのでこういう解説をしてもらえると嬉しい。
あ、あと七味が混ぜられてるこのお塩。
これ好き。
【炙りせせりのなめろう風】\500
なめろうって魚だけじゃない!
炙ったせせりとお味噌を合わせてなめろう風に。
【たら白子うにみそ焼き】\800
たら白子を昆布の上で焼き上げてお味噌と雲丹を混ぜたソースをかけたひと品。
たら白子=雲子。
雲みたいだからお皿が雲柄なのかな・・・とか勝手に想像するも本当の狙いはわからず。
【ふぐつみれと恋野マッシュルーム串焼き】\600
その名のまま串焼き。
すり身にしてつみれにされたふぐですが、ふわふわでしっかりふぐの味わい。
きのこ類と一緒にたべると味に深みがでる気がする。
一皿一皿食材を合わせた意味を聞いていきたいなあ。
【白菜の肉みそ和えと鴨ロースしょう油のせ】\600
伺ったときの週替わり郷土料理は岩手県。
岩手県の郷土料理じゃじゃ麺をアレンジしたお料理だそうで、
細く切って麺にみたてた白菜の芯と肉みそをあえて上から鴨ロースをのせた一皿。
火が通って透明になった白菜の芯が本当に麺のよう。
透明だからカロリーゼロ笑
【子持ちこんにゃくナムル】\400
気になった子持ちこんにゃくのナムルを最後にオーダー。
分厚く切られた子持ちこんにゃくに塩もみした大根、大葉、みょうが、ゴマ入り。
韓国のりと合わせていただきます。
贅沢に分厚く切られた子持ちこんにゃくの食感がお気に入り。
テーブル席メインですが、おひとりさまやがっつり気分でないときはポーション少な目にも対応してくださるそうなので
おひとりさま呑みにも大活躍しそう。
ランチタイムも大人気なのでこちらもぜひ。
りょうさん、福井さんご馳走さまでした!
ー 店舗情報 ー
◆店名:菜々竈(ナナカマド)
◆電話:06-6556-9585
【定休日】月二回程で不定休 ※電話要確認
【営業時間】12:00~14:00 18:00~24:00(※[日曜日、祝日ランチ休業]18:00~24:00)
【店舗所在地】大阪府大阪市西区立売堀4-4-23 大岩ビル 2F
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