【大阪・岸辺】至極の昼下がり・並田酒店

休みの日の前日、というか何日か前からか次の休みはどこに行こうかと作戦を練りだす。
SNSで角打ちや立ち飲みの情報をゲットしつつ、あまりみんながいっていないエリア、つまりはネットに情報があまりないエリアへついつい行きたくなるのが性。
この日は吹田市・岸辺駅で下車してみることに。

このエリアで訪れてみたかった角打ちは2つ。「酒井酒店」さんとそしてこの「並田酒店」さん。

【外観】

岸辺駅の南側から少し吹田駅方面(西)に向かっててくてく。ネットに全くといっていいほど情報がなくほぼダメ元。

駅がだいぶときれいに生まれ変わっている一方、まだこのあたりは吹田らしい少し見通しの悪い道が残っており、そんな住宅街の中にある「並田酒店」さんへ到着。
シャッターが閉まっている・・・ダメかと思いつつもこれまた駄目元で店内を覗いてみるとひとの気配。

扉を開けてみるとお客さんらしき男性と店主さんらしき男性の2人が。
カウンターには大瓶ビール。
3秒程時が止まったようにお互い静止した後、「立呑めますか?」と尋ねると「呑めるけど・・・」と意味深な返事。

意味深でもなんでも「呑める」という3文字を頂ければこちらのもの。

【店内】

店内に入って入口左側にカウンター、奥には灰皿の並んだ四角いテーブルがひとつ。
カウンターに立ってまずは経験則からこの角打ち(店)はどのようなシステムなのかを理解することから始める。

冷蔵庫はひとつ。メニュー表はなし。
アテは冷蔵庫の中に見える魚肉ソーセージ、チーズ、横の棚にある袋菓子と缶詰といったところか。

「好きなん取りや」と言って頂いたので350mlの缶ビールをチョイス。
近くに工場があるからかな、アサヒビール推し。

【店内】


立呑んでいるとこれでよければ座りと言って缶?で作られた椅子を頂いたので常連さんのいる奥へ座らせていただくことに。
テレビがあって昼のワイドニュースをみつつ、店内に目を渡してみる。

酎ハイ倶楽部、アサヒビールの歴代キャンペーンガールたちが顔をそろえる店内。
日本盛のチラシがかっこいいなあ。

聞くところによると、営業時間は朝10時から20時頃まで。大概20時半になるそうですが・・・
酒屋自体は100年以上続いており、現店主さんで4代目。
普段は奥様と一緒にお店に立たれているそうですがこの日は病院に行かれているとのことで不在でした。

【店内】

なぜここに来たのか、職場はどこなのか、デートはしないのか・・・矢継ぎ早に・・・といってもゆったりよいペースで飛んでくる質問に答えながらアテはとらずに気づけば宝の缶酎ハイを2本追加。
会話が肴とはまさにこのことか。

【店内】

常連さんがもうひとり。
なれた手つきで冷蔵庫からビールをとり、定位置に着席される。
四国愛媛県のご出身なんだとか。


少し曇ったガラス越しに外から差す光が店内を明るくともしてなんともまったり心地よい空間。


常連さんが連れてきていたワンちゃんは人懐っこくちょこんと横に座ってともに心地よいひと時を過ごす。
ビール1缶、缶酎ハイ2本呑んで630円。

外に男性用のトイレはありましたが初めに「トイレはないからね」と言われたので女性用はないみたいでした。
良い昼下がりの時間。
ご馳走さまでした!

ー 店舗情報 ー

◆店名:並田酒店
◆電話:
【定休日】
【営業時間】10:00-20:00
【店舗所在地】大阪府吹田市岸部南二丁目24-1

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