【大阪・曽根】永く生きらえる酒場・亀は萬年

酒場師匠がふと口にした酒場「亀は萬年」さんへ。
ふと口にした方が尊敬する師匠ならばそんなお店は逃さない。

事前情報で予約した方がよさそうだったので電話してみるも早い時間は満席とのことで2回転目の8時狙いで無事OK頂きお邪魔させていただけることに。

阪急宝塚線の曽根駅。
酒場巡りが趣味でなければ人生で下車しなかったかもしれない駅を北側で降りて西の方角へてくてく。

【外観】

ゆるい坂道になっている通りの一角に見つけた「亀は萬年」さん。
周囲の灯はそれほどないはずなのに、赤提灯と店内から漏れるほのかな蛍光灯の灯のみのせいで遠巻きからだと「営業してないのか?」と勘違いしてしまうほどひっそりとしたたたずまい。

なんかこれが逆に風格があるんだけれど。


近くに寄っていくと中から聞こえてくる楽し気な声。
メニューの一部ですが、店外に書いてあったり置いてあると気持ちの心構えができる。早速入店します。

【店内】

店内は入って左側がカウンター席、右手がテーブル席になっていて、
ネットでの情報をみていると1階カウンター9席、テーブル席12席(4名テーブル3卓) 、2階はお座敷20席だそう。

ここで宴会したいなあ。

【メニュー】

入店すると予約席のカウンターへ案内頂く。
カウンター前にびっしり並ぶメニュー札が扉が開く度に、そして厨房の湯気なんかはためく姿にうっとり。


お店にきたらすべてのメニューを把握したい私なのですが、料理数が多いこともあり、カウンター上のメニュー札をすべてみるのは至難の業。
そんなときに「あってよかった卓上メニュー」。

【生ビール中】\480(税別)

生ビールで乾杯。
ほっそり目のジョッキでした。

【モロヘイヤおひたし】\350(税別)

目に留まったモロヘイヤ。火入れして粘度がでた感じが好き。
鰹節のかかったとろっとろのモロヘイヤを箸で追いかけながら食していく。

【活さばきずし】\480(税別)

お造り系は活さばのきずしがあったのでオーダーしてみることに。
結構酢がきつめだったかな。

【海鮮まんじゅう】\480(税別)

店員さんにおすすめは?ときいて教えて頂いた「海鮮まんじゅう」はあられがかけられていて可愛らしく、夏場でも嬉しい餡掛け。


スプーンを入れるともっちりした半透明の葛切りのようなものが。
そして中には海鮮の切り身もゴロゴロっと入っていて、外側のパリッとした香ばしさ、中のもちっとした弾力ある食感に海鮮と餡の出汁の旨味が合わさって不思議と嵌る味。

【水無月魚菜天ぷら盛り合わせ】\850(税別)

季節の天ぷら盛り合わせは、エビ、鱧、人参、みょうが、白身魚、玉ねぎ、ししとう、れんこんなどなど・・・盛りだくさんのラインナップ。
お塩で頂くのが好きなのですが、この日は大根おろしたっぷりの天つゆに浸していただきました。

【砂ずり玉ねぎ炒め】\380(税別)

お肉メニューが気になって砂ずりに。
よい塩梅の塩加減。

【焼寿司】\480(税別)

〆はこれまたおすすめされていた焼寿司を。酢飯の上に焼いた鯖きずしをのせたものが到着。
写真を撮る間もなく店員さんが目のまえでお皿の上にのっていた焼き鯖、酢飯、大葉をまぜまぜ・・・


最後にはごまをふりかけてくださって完成。

酢飯だからか、焼かれた鯖が入っているからなのか・・・〆のはずなのにお酒のアテにもなっちゃいそうな罪なこの子。

【水物】\サービス

お会計をお願いすると良かったら食べてくださいねと言って出してくださったフルーツ。
こういう気持ちが嬉しいです。

鶴と亀は寿命が長い代表ということでめでたいものとされていることから、
縁起の良い賀寿などの際に使われる「鶴は千年、亀は万年」なんて言葉がありますが、まさに永く生きらえる曽根の名店。

ご馳走さまでした!

ー 店舗情報 ー

◆店名:亀は萬年(カメハマンネン)
◆電話: 06-6843-7290
【定休日】月曜、第3火曜(まれに第4火曜の場合あり)
【営業時間】17:00~23:00
【店舗所在地】大阪府豊中市曽根西町3-7-1

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